【サロンドパルファン2022レポ】3年ぶりに伊勢丹新宿店催物場で開催【香水イベント】

2022年の香水イベントとして最大の祭典「サロン ド パルファン」。

年に一度きりの開催なので、心待ちにしているフレグランス愛好者も多いはず。

今回は記念すべき第10回目の開催で、3年ぶりに「伊勢丹新宿店 本館6階 催物場」で行われました。

備忘録として残しておくので、ぜひ参考にしてください。

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サロンドパルファンとは

年に一度の日本最大級のフレグランスの祭典「サロンドパルファン」。

香水マニアはもちろん、香水初心者も気軽に寄れるので多くの来客があります。

今回は40ブランド以上のブランドが参加。

今年も伊勢丹新宿店だけではなく、全国の三越伊勢丹グループ(一部の店舗は除く)でも開催されます。

イベント開催日は？

サロンドパルファン2022の日程はつぎのとおり。

エムアイカード会員さま特別ご招待日	2022年10月19日(水)午前10時～午後8時
三越伊勢丹アプリ会員さま特別ご招待日	2022年10月19日(水)[午後2時～午後8時]
一般会期	2022年10月20日(木)～10月24日(月)最終日午後6時終了 ※メンズ館は11/1まで

エムアイカード会員や三越伊勢丹アプリ会員の場合、一般会期に先駆けてイベントに参加できます。

もし気になる人は会員になってくださいね。

公式：サロンドパルファン2022

イベント開催地は？

開催場所は「伊勢丹新宿店 本館6階 催物場」です。

しかし、ブランドによっては一部製品のみが「伊勢丹新宿店 本館6階 催物場」でお披露目となるので注意してください。

その他の製品は、本館1階 化粧品/フレグランスで楽しめます。

また、リベルタパフュームは催物場とメンズ館1階で見れますよ。

各イベント情報

いくつかイベントがあるので紹介します。

イセタン フレグランス アワード 2022

「サロン ド パルファン」開催10回目を記念した人気フレグランス投票コーナー。

流れはいたってシンプル。

伊勢丹新宿店で人気の香りの中から、好きなフレグランスを投票します。

投票結果で選ばれたフレグランスはサロンドパルファン開催期間中、催物場で「イセタン フレグランス アワード」として展示されます。

投票期間は終了しました。

後日談

サロパの香水を楽しんでいて、完全に存在を忘れていました…👼

Twitterで写真をアップされていた方がいたので、載せておきます。

アワードの投票は、甲乙つけ難い製品ばかりで、5日悩みましたが、サロンドパルファンと言えば！で、何とか出しました。結果は… pic.twitter.com/YNGlEheI02

— フレグランスアドバイザーMAHO (@privatetoilette) October 19, 2022

栄えあるアワードは「ペンハリガン ルナ オードトワレ 100ml」

トップはビターオレンジの香りからはじまり、キリっとしたジュニパーベリーとふんわり目の前に広がるローズやジャスミンの香りが相性良いんですよね。

香水ギリシャ神話の月の女神をオマージュした作品で人気が高いです。

＜クヴォン・デ・ミニム＞Discovery of SIGNATURE

50年以上もの間、フランスのフレグランス界で活躍した、レジェンド的な調香師ジャン=クロード・エレナ氏。

エルメスの「庭シリーズ」の生みの親としてその名を知る人も多いはず。

そんなエレナ氏がオルファクティブディレクターを務めるブランド＜クヴォン・デ・ミニム＞。

今回、自身が調香を手がけている「シグネチャー」シリーズについてどういう想いで調香したか紹介するイベントが開催されました。

• 10月20日(木)午後4時～ or 10月22日(土)午前10時30分～
• 所要時間：各回約45分
• 定員：16名
• 参加費：無料

Twitterでは「エレナ氏の話を聞けた♪」「サインをもらった！」というツイートがあり興奮が伝わってきます。

初サロパ終了！
めっちゃ楽しめた〜✨
フォルテでカウンセリングしてもらって購入できたし、遠目からエレナ様も見れた😊 pic.twitter.com/nGQIZGzpue

— ありさ (@arisa889) October 22, 2022

まさかジャン＝クロード・エレナ御大からサイン頂ける日が来るとは…。しかも箱とボトルに丁寧に！笑顔で話しかけてくれてもう骨抜きである…。胸元の名札にはカタカナで「エレナ」の文字が可愛かった。
あとクヴォンで接客下さったオジ様もつくづく神対応でした。伊勢丹さんサロパ開催ありがとう🙏 pic.twitter.com/bfUtdSK225

— ホイホイホイップ💭 (@otonagain) October 23, 2022

直接話を聞けなかったのは残念ですが、わたしもシグネチャーシリーズを購入したので、別の記事で紹介したいと思います。

サロンドパルファン2022に出店するブランドは？

今回参加するブランドはつぎのとおり。

ブランド名（和）	ブランド名（英）	登場歴
アクア ディ パルマ	Acqua di Parma	ー
アルマーニ ビューティ	ARMANI BEAUTY	ー
エディット	EDIT(h)	ー
エラ ケイ	ELLA K	ー
エルメティカ	HERMETICA	ー
キャロン	CARON	ー
キリアン	KILIAN PARIS	ー
クヴォン・デ・ミニム	Le Couvent des Minimes	ー
グタール	GOUTAL	ー
クリスチャン ルブタン	CHRISTIAN LOUBOUTIN	ー
クロエ	Chloe	ー
ゲラン	GUERLAIN	ー
ザ ディファレント カンパニー	THE DIFFERENT COMPANY	ー
サウザンドカラーズ	THOUSAND COLOURS	ー
サルヴァトーレ フェラガモ	Salvatore Ferragamo	ー
ジバンシイ	Givenchy	ー
ジョー マローン ロンドン	JO MALONE LONDON	ー
ディプティック	DIPTYQUE	ー
トム フォード ビューティ	TOM FORD BEAUTY	ー
パルファン・ロジーヌ パリ	Les Parfums de Rosine	ー
フエギア 1833	FUEGUIA 1833	ー
ブルガリ	BVLGARI	ー
フレデリック マル	FREDERIC MALLE	ー
フローリス	FLORIS	ー
ペンハリガン	PENHALIGON’S	ー
ボンド・ナンバーナイン	BOND NO.9 NEW YORK	ー
ミラー ハリス	Miller Harris	ー
ミヤ シンマ パリ	Miya Shinma PARIS	ー
メゾン フランシス クルジャン	Maison Francis Kurkdjian
ラルチザン パフューム	L’ARTISAN PARFUMEUR	ー
リキッド イマジネール	Liquides Imaginaires	ー
リベルタパフューム	LIBERTA PERFUME	催物場、メンズ館1F
イソップ	Aesop	初登場
エムシーエム	MCM	初登場
カリーヌ・ロワトフェルド	CARINE ROITFELD	初登場
コウシ	KOHSHI	初登場
サノマ	canoma	初登場
ノンフィクション	Nonfiction	初登場
パルファンサトリ	PARFUM SATORI	初登場
パンピューリ	PANPURI	初登場
バンフォード	bamford	初登場
ブーディカ ザ ヴィクトリアス	Boadicea the Victorious	初登場
メゾン クリヴェリ	Maison Crivelli	初登場
ラニュイ	La Nuit	初登場

サロンドパルファンにメンズが参加しても大丈夫？

男性で参加している人も多いですよ。

香水と聞くと女性がつけるものと思われがちですが、そんなことはありません。

各ブランドがメンズ香水も用意しているので、安心して参加してくださいね。

ちなみに、メンズ館ではリベルタパヒュームの催しがあります。

サロンドパルファン2022 レポ

サロンドパルファン2022に実際に行ってきたのでレポします

※時間の関係で一気に書くことができそうにないので、書けるところから書いています。
脈絡ない箇所がありますが少しずつ追記していきます、ご了承ください。

入口付近にマップ

入口にはマップが置かれていて、お目当てのブランドをすぐに探すことができます。

見てわかるように、ゲランが横幅としては広く、フエギアやディプティックもそれなりにスペースがありました。

フエギアは近年、SNSでも話題にあがることが多いですよね（香水界隈で）。

それもあってか、結構な人が並んでいました。

2022年5月に伊勢丹の4Fでもポップアップ展示されていて、その時に気に入ったCeniza de Cocaを買ったのでパス…するつもりでしたが、先行販売のウードコレクションが気になり、嗅がせていただきました。

イソップは今年サロパ初出店&2022年10月イーディシスが登場したことにより、かなり人が集まると思いきや、思っていたほど混雑していなかった印象です。

店舗数も多いですし、サロパに来る人は「せっかくなら、目新しいものを試したい」という人が多いのかもしれませんね。

ジョーマローンはやっぱり若い人が見て回ることが多く、ちょっとキャピキャピしてる感じ。

そして、今回お目当ての「メゾン クリヴェリ」はスペースが結構狭かったですが、並んでいる人が多かったです（特に日曜日）。

サロンドパルファンの歴史

マップのすぐ近くに、今度はサロンドパルファンの歴史が壁に描かれています。

年ごとにコンセプトがあり、その変遷を見られるのは初めての参加する人にもやさしい仕様。

過去に参加した経験がある人は「たしかにこんなんだった！」と懐かしく思うはず。

さらにその隣には、イベント開催者や調香師の方などのメッセージが書かれていました（写真撮り忘れた…）。

公式ホームページにも同じものが載っているので、興味があれば読んでみてください。

>サロンドパルファン2022お祝いメッセージ

各店舗

いくつか写真を撮ったので、雰囲気だけでも楽しんでもらえたら嬉しいです（後日追加予定）。

ゲラン

フレデリックマルとキリアン

フレデリックマルとキリアンはお隣どおし。

フレデリックマルは伊勢丹1Fのフレグランスコーナーにもありますが、今回のサロパでは5つだけ。

おすすめされたのはローズ トネールで、元々ユヌ ローズとして販売されていました（商品名が変更された）。

同時に処方も少し変更したとのこと。

ローズノートは重厚になりやすく、あまりにも薔薇薔薇していると香水酔いを起こしてしまいそうですが、「ローズ トネール」はそんなことなく穏やかかつ繊細にキレイに香りました。

気にはなったものの、今回はお見送り（近くにいた人は大絶賛（笑））。

前から持っておきたかった「ポートレート オブ レディー」と、同時に薦められた「マグノリア」をそれぞれ購入しました。

※詳細は別の記事で紹介予定

メゾン クリヴェリ

今回最も印象深かったのが、「メゾン クリヴェリ」。

メゾンクリヴェリのブランドの創業者、ティボー・クリヴェリが実体験として、香料と初めて出会ったときの驚きや感覚が投影されています。

ちょっと名前からは想像しにくい香りが多く、とても良い経験をしました。

特に気になったのが次の香水。

1. イビスキュス マハジャ エキストレ ド パルファム（Hibiscus Mahajad Extrait de parfum）
2. アブサン ボレアル オードパルファム（Absinthe Boreale Eau de parfum）
3. ボア ダチャイ オードパルファム（Bois Datchi Eau de parfum）

「イビスキュス マハジャ エキストレ ド パルファム」は他のラインとは異なる扱いで、Extrait de parfum。

高級な天然香料をふんだんに用いた贅沢なフレグランスです。

ジェムストーンマーケットを散策していた時に飲んだハイビスカスティーの香り。

https://latelierdesparfums.jp/pages/maison-crivelli_introduction

嗅いでみるとトロピカルな香りでハイビスカスというよりはマンゴーやパイナップルのようなフルーティーさが感じられました。

ただフルーツ系の香料はほぼ使ってなくて、ハイビスカスティーをイメージして構成された香水。

賦香率（香料のエタノールに占める割合）も30%以上とふんだんに使用しています。

メゾンクリヴェリのほかのラインナップは30ml,100mlがあったのですが、イビスキュスだけは50mlしかなくお値段37,400円。

使っている香料は、大手香料メーカー「ジボダン」の最高級天然原料を用いたORPUR ® （オルピュール）。

イビスキュスはかなり良くてお迎えしようと思ったのですが、残念ながら品切れ（後日、お迎えしました♬）。

次点で刺さったのはアブサン。

オーロラが揺らめく北欧の夜空のもと、冷たいアブサンを堪能した体験から生まれた香り。

https://latelierdesparfums.jp/pages/maison-crivelli_introduction

クールでどこか都会的な印象も感じられるアブサン。

ほかのラインナップに比べて香り立ちは弱めですが、静かに

ジュニパーベリーやユーカリの清涼感が柔らかく感じられます（スースーする感じとはちょっと違う）。

アルテミシアが少し甘さも引き立てていて、冷たいのに、どこか温かい…。

まさにこれからの季節（冬）にピッタリだと思い、購入しようかすごく迷いました。

30mlは品切れで100mlしかなかったですが、一期一会だと思って購入しました。

今後いつどこで販売するかわからないという話もあり、買ってよかったと思います。

※詳細は別記事に書く予定

リベルタパヒューム

リベルタパヒュームは新作のCHA-BA（チャバ）とGIN-JO（ギンジョー）を推していました。

この2つについてはファンシーよりリアル感を求めているように思いました。

価格が比較的安いこともあり（7001円/100ml）、購入する人が多かったように思います。

SNSを見る限り、ふだんハイブランド香水を愛用する人にも刺さっているようで、リアル感に惹かれるのかもしれません。

CHA-BAは特にトップでキンキンした少しメタリックなグリーンノートを感じました。

フレーバーでは当たり前のように使うトランス-2-ヘキセナ―ル（別名：青葉アルデヒド、リーフアルデヒド）みたいな香りがガツンと来ますが、フレグランスでここまではっきりグリーンノートを出してくるのは珍しいと思います。

ただ、グリーンノートは10分程度でほとんど無くなり、お茶に含まれる旨味（テアニン）のような香りが目立ってきます。

テアニン自体は香りは無く旨味という味覚に寄与するアミノ酸の一種ですが、それを香りとして感じられる不思議な感覚。

熱いお湯でお茶を淹れたときの香りではなく、お水でじっくり茶葉を浸透抽出した時に得られる甘くやさしい香りがイメージされました。

GIN-JOも同じく日本酒の旨味を感じましたが、”もろみ”っぽさも楽しめました。

ただ、自分に合う香りではない気がしたので、お見送り。

もともと匂いがしないorあまりない素材について、香りをつけてみる試みもしていて、それも面白かったです。

メンズ館では実際に調合する様子も見られて、新鮮に映る人も多かったのではないでしょうか。

わたしが購入した香水のまとめ

今回のサロンドパルファン2022で購入したのは写真の通り。

後日別記事で公開したいと考えています（…時間があれば😢）

参考情報

本記事は以下の情報を参考に執筆しています。

• サロンドパルファン2022